酒井健吉『祈る女〜アルトとオーケストラの為の〜』初演

フィルハーモニックオーケストラ・長崎
第4回定期演奏会

pon090208
2009年2月8日(日)
とぎつカナリーホール
14:00開場 14:30開演
チャイコフスキー
交響曲第4番ヘ短調 作品36
モーツァルト
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ピアノ:大野陽子
酒井健吉
『祈る女~アルトとオーケストラの為の~』初演
アルト:かのうよしこ

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長崎づいております。
今回の曲は新作初演ということですが、ネタはやはり長崎の原爆にゆかりするもののようですね。長崎に関わってみると、東京で暮らしてるだけとは全く違う頻度で「原爆」に行き当たります。それだけまだこの傷が生きた物なんだなぁと肌で感じるわけです。若い作曲家や先生方が、そういうものを積極的に取り入れて作品を作ったり教育に取り入れたりするわけですから、東京の中学生と長崎の中学生は、現在に至って、もう全く違う戦後観になっているのではないかと感じられます。どちらがいいとかではなくて、明らかに違う…。霞ヶ関にいる人間の何割が広島や長崎出身なのか興味がありますね。
さて、このオケの打楽器の方とは、こないだの本番後の打ち上げで意気投合して、なんやかんや話し(笑)…近いうちに伊福部昭氏の打楽器伴奏曲をやろうという話もあるという…。
何故かやっぱり、九州は還る気がする場所のひとつですね。
親戚のいる博多で歌う機会が欲しいなぁ。長崎で仕事をしているらしい叔父には、今回は声をかけてみようかしらと思ってますが。九州のみんな、元気〜?