5/29@グランチーニのヴェスプロ【エクス・ノーヴォ】

SESTETTO VOCALEのメンバーとしてご一緒させていただいている福島さん主催のアンサンブルに、声楽メンバーとして出演させて頂けることになりました。

お運び下さい!

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エクス・ノーヴォ室内合唱団演奏会Vol.3

ミケランジェロ・グランチーニ/4声のためのヴェスプロ ~《新しい教会の花々》より Michelangelo Grancini (1605-1669) / Vespro a 4 voci da “Novelli fiori ecclesiastici (1643)”
主は言われた Dixit Dominus〔詩篇 110 番〕
私は主をほめたたえよう Confitebor tibi Domine〔詩篇 111 番〕 主を恐れる人はさいわいである Beatus vir〔詩篇 112 番〕 主をほめたたえよ、しもべたちよ Laudate pueri Dominum〔詩篇 113 番〕 主をほめたたえよ、諸々の民よ Laudate Dominum omnes gentes〔詩篇 117 番〕 マニーフィカト Magnificat
その他 ecc.

ソプラノ:阿部早希子*、田中詩乃、森川郁子
アルト:田中栄吉、かのうよしこ、村松稔之*
テノール:鏡貴之 *、鈴木秀和、根岸一郎
バス:阿部大輔、井手守、三浦英治 *
(*= ソリスト )

チェロ:懸田貴嗣
ハープ:矢野薫
オルガン:桒形亜樹子
2015年5月29日(金)19:00 開演 18:30 開場
(18:45 より福島康晴の解説あり)
ミレニアムホール(台東区西浅草3丁目25番16号 台東区生涯学習センター内)

ミラノに生まれ、ミラノで育ち、そしてミラノでその生涯を閉じたミケランジェロ・グランチーニ(1605-1669)。弱冠17歳で教会オルガニストとして作品集を出版し、聖アンブロジウス教会のオルガニストを努めた後、ミラノ大聖堂のオルガニストを経て礼拝堂楽長に登りつめた偉大なミラネーゼ。1643年に出版された曲集《新しい教会の花々》に収められている4声のヴェスプロはグランチーニの素晴らしさが凝縮された作品である。

とりわけ新たな技法を用いているわけではないが、自然で流れるような旋律線と対位法は、歌う者や聴く者に大きな喜びを与えるこの作品は、指揮者の福島康晴がイタリア・ローディ市の教会付属古文書館に保存されている1643年当時の出版譜を現代の楽譜に書き起こしたもので、昨年9月にイタリアで世界復活初演された。

福島が編纂した楽譜はイタリアの出版社から近刊予定。今回は日本で復活初演される記念すべきコンサートである。このヴェスプロは詩篇が5曲とマニーフィカト等の通奏低音付きの混声4部の作品で、途中に演奏される賛歌は福島がミラノ大聖堂の古文書館で筆写したもの。長い間眠っていた音楽が時空を経て、この日本で蘇る!

http://exnovochamberchoir.com