「にほんのうた」
[出演]
かのう よしこ(歌)
小沢 あき(ギター)
神田 晋一郎(ピアノ)
[主宰・トーク・作家]
大竹 昭子
2011年6月26日(日)
11時半開店 13時イベント開始
参加費:3000 円(ブランチ・ビュッフェ 付き)
*このうち一部を被災地に寄付いたします。
@東京・渋谷 サラヴァ東京
要予約:TEL/FAX 03-6427-8886
contact@saravah.jp
当日はステージと客席を二分せずにカフェ形式でおこない、ブランチ・ビュッフェをご用意します。11時半以降にご来店いただき、ブランチのあと13時からイベントにご参加いただきます。ランチのご用意があるので、事前のご予約をお願い致します
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3.11。
これで日本は変わる、と、ふと思い始めた、そんな時に、大竹さんからことばを持ち寄るイベントへのお誘いを頂きました。それがカタリココ番外編【ことばのポトラック】。1年を通じて続けていくことが決まったこの企画、初回は武満徹さんの曲を持ち寄った私が、リレーの2番目を走ることになりました。
プログラムとして予定しているのは、誰でも知ってる山田耕筰、メロディメーカー中田喜直、そして小林秀雄、武満徹など有名どころはもちろんのこと、今を生きる作曲家×作詞家の曲もいくつか取り上げます。田中修一さん、橘川琢さんの、私が初演した曲の再演。そして港大尋さん、共演者でもある神田晋一郎さんの曲。
「ことばのポトラック」ですから、作詞家も重要。作曲家自身が作詞しているものもありますが、北原白秋、佐藤春夫、野上彰、田中未知、谷川俊太郎、岩淵達治、木部与巴仁(敬称略)などなど。。。近現代のそうそうたるメンツ?!とでもいいましょうか
・・・それにしても、自分の声がこういうふうに求められるようになるとは、数年前には想像していませんでした。
ライブハウスでやることよりも、現代物や新曲をやることよりも、オクターブ下げてうたうことよりも、日本歌曲オンパレードなことこそが、私にとってはかなりチャレンジングです。4年くらい前から、ロシア歌曲を1オクターブ下げてバーやライブハウスでやりたいと考えていましたので、その思いには一歩近づいた気がします。でも、まさか日本歌曲をやることになるなんて・・・。
西洋的発声で西洋的和声やフレージングにのせて日本語を歌うこと。これにずっと違和感を抱えてきたわたしにとって、このライブはひとつのターニングポイントになる予感がしています。既に数度にわたって、ヨーロッパで日本歌曲を歌う機会を得ましたが、日本語の美しさは意味を知らない人々とも共有できることを確信できるようなコンサートばかりでした。
遂に日本で、日本歌曲を歌う・・・フランスでフランスルネサンスの曲を歌ったとき以上に、緊張の一瞬かも(笑)。是非、美味しいブランチと共に、普段ふつーに過ぎ去ってしまう日本語の美しさを楽しんで頂きたいと思います。
NEWS!!
大竹昭子さんのカタリココや水牛(!!あの、憧れの水牛!!)にも、このライブのことを書いて頂きました。大竹さんと、企画の最初から全て相談しながらの共同作業をしていますので、表現してくださっている内容は、さすがの的確さですし、心に入ってきます・・・。ご一読頂ければ、ライブへの期待が高まること間違いなし!(って敢えて自分の首締めw)