カキョクカフェ#06 大きな森の木の庭で~その1~

 「ランドスケープとサウンドスケープをカキョクで描き出す」コンセプトシリーズ、6回目です。

カキョクカフェ #06
カキョクが描くランドスケープとサウンドスケープ、第6回。
大きな森の木の庭で~その1~


0703

2014年7月3日(木)
Door Open 19:30 / Start 20:00
予約¥2,500/当日¥3,000(ドリンク代別)

会場:Z.imagine(ジマジン)
03-3796-6757
港区北青山2-7-17 青山鈴越ビルB1F
http://www.radio-zipangu.com/zimagine/
銀座線・外苑前駅2番/3番出口徒歩10秒

ご予約はメールにて、コチラまで↓
kano@art.707.to
(アットマークを小文字に直してお送りください)


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 ランドスケープは、風景。サウンドスケープは、音風景。
 作曲家や詩人達が描こうとしたソレは、本物よりもソレっぽく、鮮やかに、匂い立つように、まるで今そこにあるように鳴り、風にのります。

 シリーズ第6回は「木と森と庭」をテーマに。切り出し、火をくべ、暖を取り、料理をし、家屋を建て、文字を書き、道具に仕立て、そして心の拠り所ともした、隣人たる木と森。人の手で創り出された、自然で不自然な「庭」という世界観ーー

 緑の景色に流れる膨大な物語への旅立ちを、今宵、ここから。

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演奏曲目(予定):
シューマン「森の対話 Waldgespr?ch」(1840)
リスト「もし素敵な芝生があれば S’il est un charmant gazon」(1844)
フランク「もし素敵な芝生があれば S’il est un charmant gazon」(1857)
シベリウス「葦よ、葦よ、そよげ S?v, s?v, susa」(1899–1900)
ヴォーン=ウィリアムズ「リンデン・リー Linden Lea」(1900)
ベルク「葦の歌 Schilflied」(1907)
シェーンベルク「架空庭園の書 Das Buch der h?ngenden G?rten」(1908-09)より抜粋
プロコフィエフ「緑の木立 Зелёная рощица」(1944)
モンポウ「河上に雨降る Llueve sobre el río」(1945)
根本 卓也「鹿」(新曲初演・2014)
高橋 翔吾「この森を通りぬければ」(新曲初演・2014)
and more…

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出演:
かのうよしこ(vo/企画・構成)
 青山学院大学史学科日本史専攻、東京藝術大学声楽科卒業。現在京都造形芸術大学ランドスケープデザインコース在籍。音と通信の波形の襞に寄り添って生息中。2013年より「カキョクカフェ」主宰。ランドスケープとサウンドスケープを古今東西の歌曲で描き出すプログラミングを続けている。現在、たいとう歴史都市研究会会員。日本サウンドスケープ協会会員。庭園サウンドスケープワーキンググループに参加。

高橋翔吾(pf/作曲)
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程(作曲専攻)修了。在学中に安宅賞受賞。アンサンブルの作編曲を中心に、iPhoneアプリのサウンドデザインにも携わるなど、“音”の需要があるところに出没。主に机の上、たまに人の前で活動する。クラシック、現代音楽、ライヴ、と発表の場はさまざまで、場所や演奏者によってできあがるものが大きく変わるので、“本当のところ”は自分でもよく分かっていない。御殿場発・東京/仙台経由・行先不明のアコースティック・バンド「RAIN CATS & DOGS」メンバー。(社)日本作曲家協議会会員。くだらない方→@shogonotweet まじめな方→http://shogonoid.tumblr.com/

白沢達生(トーク/翻訳、ライター、企画協力)
明治学院大学文学部英文学科を卒業後、青山学院大学大学院にて西洋美術史を専攻。19 世紀フランスにおける17 世紀オランダ美術(室内風俗画)の評価変遷を研究。音楽雑誌編集をへて、2004年より音楽ソフト輸入販売へ。そのかたわら翻訳業務(仏・伊・英・蘭・独など)も行い、アートマネージメントを通じてのコミュニケーション・文化交流の可能性を模索している。訳書は『バッハを愉しむとき』(仏Alpha /マーキュリー:2012年3月発売)ほか、Alpha、Arcana、Indésens、Ricercar、Zig-Zag Territoiresなどのレーベルのライナーノート翻訳多数。