カキョクカフェ #番外編 教科書が教えてくれないバロック!?

「ランドスケープとサウンドスケープをカキョクで描き出す」コンセプトシリーズ、番外編、第2弾です!

カキョクカフェ #番外編
『教科書が教えてくれないバロック!?』

2015年7月25日(土)
Door Open 14:30 / Start 15:00
定員17名・要予約 ¥3,000

会場:Studio Trianonスタジオ・トリアノン
東京都文京区湯島2-14-3 googleMap
御茶ノ水駅・湯島駅より徒歩10分程度

ご予約はメールにて、コチラまで↓
kano@art.707.to
(アットマークを小文字に直してお送りください)

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 いちばん面白いバロックは、教科書には書けないことばかり?

 「音楽の父」バッハ、『四季』のヴィヴァルディ、『水上の音楽』『メサイア』のヘンデル...カツラをかぶった大昔の大作曲家たちが、お城や教会のため、かしこまった典雅な音楽を書いていた時代。音楽の教科書では、およそ1600年から1750年までが「バロック音楽」の時代とされています。

 でも、それはものすごくおおざっぱにかいつまんだ話。「音楽の父」が、生前はちっとも有名ではなかったり、音楽の本場はイタリアかと思いきや、実はフランスやスペインの方がはるかに音楽先進国だったり。知れば知るほど意外な「盲点」から、学校の授業ではちょっと言いにくいオトナの話まで...。

 教科書が教えてくれないバロック音楽。チェンバロのある小さな会場でこっそりお楽しみあれ。

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演奏曲目(予定):
トロンボンチーノ「僕の心の炎は水では消せない Non val acqua al mio gran foco」(1504)
パセロー「うちの亭主は男前でお人好し Il est Bel et Bon」(1515)
ローレ「別れの時は Ancor che col partire」(1547頃)
モンテヴェルディ「私を死なせて Lasciatemi morire」(1623頃)
パーセル「しばらくは音楽の調べで music for a while」(1692)
スカルラッティ「すみれ Le Violette」(1694)
バッハ「あなたがそばにいてくれたら Bist du bei mir」(1725–36)
マルティーニ「愛の喜びは儚く消え Plaisir d’amour ne dure si longtemps」(1784)
パイジェッロ「もはや私の心には何も感じない Nel cor più non mi sento」(1788)
根本 卓也「(未定)」(新曲初演・2015)
高橋 翔吾「(未定)」(新曲初演・2015)
and more…

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出演:
かのうよしこ(vo/企画・構成)
青山学院大学史学科日本史専攻、東京藝術大学声楽科、京都造形芸術大学ランドスケープデザインコースを卒業、京都造形芸術大学大学院芸術環境専攻(日本庭園分野)修士課程に在籍中。たいとう歴史都市研究会会員。サウンドスケープ協会庭園ワーキンググループに参加。通信業界、音楽業界での勤務を経て、現在フリーのヴォーカリスト、ヴォイストレーナー、エディター、ライター。2013年より「カキョクカフェ」主宰。様々な風景を古今東西の歌曲で描き出すプログラミングを続けている。WirelessWireNewsにて「シグナルとノイズの境界線」連載中。

根本卓也(チェンバロ・作曲)
東京藝術大学大学院修士課程(指揮専攻)修了。大学卒業後渡仏。国立リヨン高等音楽院で、通奏低音(チェンバロ・オルガンによる即興伴奏法)のディプロマを取得。中世のグレゴリオ聖歌からバッハ、モーツァルトに至るまで、様式を踏まえた演奏法を習得し、帰国後も、演奏・指導の両面で盛んに活動の場を広げる。現在、新国立劇場オペラ部門音楽スタッフ(副指揮者・プロンプター)として年間を通して公演に寄与する傍ら、サックス・歌とのトリオ《Nemo Concertato》での自作曲を含むチェンバロでの即興演奏など、ジャンル・時代を自由に行き来する音楽活動で注目を浴びつつある。

白沢達生(トーク/翻訳、ライター、企画協力)
明治学院大学文学部英文学科を卒業後、青山学院大学大学院にて西洋美術史を専攻。19 世紀フランスにおける17 世紀オランダ美術(室内風俗画)の評価変遷を研究。音楽雑誌編集をへて、2004年より音楽ソフト輸入販売へ。そのかたわら翻訳業務(仏・伊・英・蘭・独など)も行い、アートマネージメントを通じてのコミュニケーション・文化交流の可能性を模索している。訳書は『バッハを愉しむとき』(仏Alpha /マーキュリー:2012年3月発売)ほか、Alpha、Arcana、Indésens、Ricercar、Zig-Zag Territoiresなどのレーベルのライナーノート翻訳多数。

福永純平(イラスト)
コラージュを用いてカラフルで鮮やかな世界を表現。オリジナルの絵本を中心に、多数の作品を発表。平面作品だけでなく、陶器や木などを活かしたおもちゃなど幅広く製作を行う。群馬大学工学部中退。端材や間伐材を使ってプロダクトを作る「104プロジェクト」に参加。http://fukunaga.minibird.jp/